G1・6勝の名牝・ブエナビスタなど、史上最多の重賞勝ち馬6頭を産んだビワハイジ(牝、父カーリアン、母アグサン)が25日、けい養先の北海道安平町・ノーザンファームで老衰のため死んだ。26日、JRAが発表した。29歳だった。
現役時代は1995年の阪神3歳牝馬S(現・阪神JF)を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞。重賞2勝目となった98年の京都牝馬特別(現・京都牝馬S)を最後に、10戦4勝で引退した。繁殖入りすると、JRAで登録された子供12頭のうち9頭が勝ち上がりと活躍。ブエナビスタのほか、11年の阪神JFを制したジョワドヴィーヴルなど、6頭が重賞計15勝を挙げた。
15年の出産を最後に繁殖を引退し、リードホースを務めていた。ノーザンファームの中島文彦ゼネラルマネジャーは「多数の活躍馬を産んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。どうか安らかに眠ってほしいと思います」とコメントした。