ノースヒルズの前田幸治代表が7月6日、大阪市内で自身のノンフィクション小説「夢を喰う男 ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟」(著・本城雅人)の刊行記念トークショーを開き、福永祐一騎手らとともに、約200人の来場者を軽妙なトークで盛り上げた。
20年の無敗3冠馬コントレイルとの数々の思い出を明かし、「ダービーの時は無観客だったので、東京競馬場の高い木で見やすいところをスタッフに探すように言った」とファンを笑わせた。
その愛馬は今年から種牡馬入りし、種付けも終えている。「来年の(コントレイルの)子供のことばかり考えている。子供が生まれたらすぐに見に行きたい。3冠を取りたいね」とディープインパクト、コントレイルに続く“親子3代”の3冠に夢を膨らませた。また先週のCBC賞で重賞初挑戦Vを飾った話題の女性騎手・今村聖奈にも触れ「頭が良くて謙虚。(JG1を制している)親父(現・飯田祐厩舎の康成助手)に『あなた以上の騎手になるね』と言ったんですよ」と評価していた。