今村聖奈42勝!女性騎手年間最多勝に王手 JRA史上初の女性騎手3人同一日勝利も飾った

新潟で(左から)3Rを今村、7Rを永島、9Rを古川がそれぞれ勝利
新潟で(左から)3Rを今村、7Rを永島、9Rを古川がそれぞれ勝利

 ルーキーの今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島厩舎=は16日、新潟3Rをオースミメッシーナで勝ち、JRA通算42勝目。藤田菜七子騎手(25)=美浦・根本厩舎=の持つ女性騎手シーズン最多の43勝(19年)に王手をかけた。また同7Rではセルレアで永島まなみ騎手(19)=栗東・高橋康厩舎=が、同9Rではグランスラムアスクで古川奈穂騎手(22)=栗東・矢作厩舎=が勝ち、女性騎手3人が同一日に勝利したのは史上初となった。

 聖奈スマイルが新潟で弾けた。今村は3Rのオースミメッシーナを好発を決めてハナに誘導。最後は外から並ぼうとしてきたスクリーンショットとの一騎打ちとなったが、人馬ともに勝負根性に火がつき、一歩も前に出させず、首差で勝ち切った。「調教に乗せていただいた時、持っていかれるくらい調子が良かった。期待に応えてくれました」。土日で1勝ずつ加算。菜七子が19年にマークした43勝の女性騎手年間最多勝利記録に王手をかけた。

 1年先輩の2人も負けじと続いた。7Rで勝った永島は芝直線1000メートルの最内枠から内ラチ沿いを“1人旅”。新潟で同距離の18頭立てでの1枠1番の勝利は16年8月のオレンジガール(木幡初)以来6年2か月ぶりの快挙だ。「腹をくくって内ラチで勝負しようと思っていました」と思い切りの良さが光った。古川奈は9Rを9番人気のグランスラムアスクでV。自身3か月ぶりの勝利で「気持ち(追い出しが)早いかなと思ったけど、最後まで馬が頑張ってくれました」と笑顔。女性騎手の同一日3人勝利はJRA史上初で、開幕週の新潟を彩った。(恩田 諭)

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