【天皇賞・秋】最後に負荷かけたイクイノックス ルメール騎手「ビューティフルストライド」

ルメールが「ビューティフルストライド」と絶賛したイクイノックス(右)
ルメールが「ビューティフルストライド」と絶賛したイクイノックス(右)

◆天皇賞・秋1週前追い切り(19日・美浦トレセン)  

 天皇賞・秋・G1(30日、東京)の1週前追い切りが19日、東西トレセンで行われ、悲願のG1初制覇を狙うイクイノックス(牡3歳、美浦・木村厩舎)が美浦・Wコースで順調な調整ぶりをアピールした。

 6ハロンからスカイグルーヴ(5歳オープン)を3馬身追走。直線も追いかける形だったが、残り200メートル地点から一気にギアアップし、ラスト1ハロン11秒7(6ハロン82秒3)で併入に持ち込んだ。感触を確かめたルメールは「ラストだけ併せたけど良い脚。呼吸も良かった。すごく素軽い走りで、ビューティフルストライド」と納得の表情だった。

 大事な1週前追い切りには明確な狙いがあった。木村調教師は「今日に関しては細かく併せ馬のタイミングをリクエストして、その通りにやってくれました。イクイノックスにとってピュッといくのは簡単なので。今日のようにやることがより良くなると思った」と説明。直線に入っても我慢させ、最後に一気に負荷をかける調整方法でもう一段上の状態に持っていくイメージを描いていた。

 「(夏場に)休みをもらって、馬はポジティブというかフレッシュに動けているし、ジョッキーもそう感じてくれた」と木村師。連続2着の春2冠から逆転の頂点を狙う秋初戦へ、ここまでは順調そのものだ。(西山 智昭)

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