◆東京スポーツ杯2歳S・G2(11月19日、東京競馬場・芝1800メートル=良)
来年のクラシックを目指す2歳馬による重賞は11頭が出走して争われ、5番人気のガストリック(牡、美浦・上原博之厩舎、父ジャスタウェイ)が、三浦皇成騎手の手綱で4角6番手から力強い末脚を発揮し、10月のデビュー勝ちからの連勝で重賞初制覇を飾った。
勝ち時計は1分45秒8。
首差の2着は4角8番手からしぶとく伸びた2番人気のダノンザタイガー(川田将雅騎手)。そこから半馬身差の3着は、スタートで後手に回ったものの、4角10番手から直線で追い上げた1番人気のハーツコンチェルト(松山弘平騎手)だった。
ライアン・ムーア騎手(ドゥラエレーデ=4着)「素直で乗りやすい馬ですし、ゲートをスムーズに出て、いい位置で走れましたが、最後は疲れてしまった。それでもいい馬です」
福永祐一騎手(フェイト=5着)「ポジションとしてはベストで理想的な感じで直線を向けたが、伸び切れなかった。脚がないわけではないが、まだその脚を使えない感じ」
吉田豊騎手(シルバースペード=6着)「1800メートルでしたけど、ペースが速くて、力まず折り合って走れました。この馬なりに脚を使ってくれましたし、力をつけていってくれれば」
ダミアン・レーン騎手(ジョウショーホープ=7着)「いいスタートを切って、満足のいくポジションで競馬はできた。直線でもう少し瞬発力を見せてくれるかと思ったが…。前回より相手も強かった」
大野拓弥騎手(シルトホルン=8着)「息が入らず、苦しい競馬になってしまった。展開がきつかった」
クリストフ・ルメール騎手(ロッククリーク=9着)「前回ほどの状態ではなかった。道中はかかって、もたれて、競馬になりませんでした」
戸崎圭太騎手(テンカノギジン=10着)「新馬戦当時から、気性が激しくなる感触がありましたが、後ろからこられた時にガツンとハミを取っていた。オンとオフが激しいので、コントロールがついてくれば」
横山武史騎手(タイセイクラージュ=11着)「返し馬から新馬戦の頃とは別の馬と感じたくらい操縦がしづらくて、競馬も右にもたれる感じでコントロールが利きませんでした」