【ジャパンC】フランスの3歳馬オネスト東京ダートコースで調整「リラックスしている」

フランケル産駒のオネストはルメールと初コンタクト
フランケル産駒のオネストはルメールと初コンタクト

◆ジャパンカップ追い切り(24日・東京競馬場)

 第42回ジャパンC・G1(27日、東京)の出走馬と枠順が24日、確定した。好走実績のある2番枠を引いたフランスの3歳馬オネストは東京・ダートコースでルメールを背に調整。

 仏の3歳G1馬オネストはルメールが騎乗して、外国馬一番乗りで東京競馬場のダートコースにイン。ダク右回りで半周した後に、キャンターでしっかりと折り合いとリズムを確かめ、エンジンを決してふかすことなく3ハロン45秒5―15秒1。「体の柔らかい馬でリラックスしている印象。非常に軽い騎乗で、フィジカル、コンディションのジャッジはできないが、やることが分かっている馬」と鞍上も素質を感じ取った。

 シャペ調教師は「愛チャンピオンS(2着)で欧州の3歳馬でベスト3に入る素晴らしい成績を残した」と胸を張る。1987年のルグロリュー(牡3歳)以来の仏馬Vを狙う。ルメール自身も感触を確かめた後、「特にゴール前の300メートルにスピードが出せるように。いかにキープできるか重要」と勝利のカギを語る。

 枠はトレーナーが「あまり大きい番号でも小さい番号でも良くない」と真ん中あたりを希望していたが、1枠2番に決まった。それでも最近2連勝中の好枠だ。「今年は非常に国際色豊かなジャパンCになる」とルメール。4頭以上の外国馬が参戦するのが17年(4頭)以来5年ぶりとなる国際G1。主役に躍り出るのはフランケル産駒の3歳だ。

(恩田 諭)

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