◆第24回香港スプリント・G1(12月11日、シャティン競馬場・芝1200メートル=良)
日本を含む3つの国と地域に拠点を置くトップスプリンター14頭が出走して争われ、香港のウェリントン(セン6歳、ギブソン厩舎、父オールトゥハード)が、ダミアン・ムーア騎手に導かれ、G14勝を挙げた。
勝ち時計は1分8秒76。
3/4差の2着は、香港のサイトサクセス(クリストフ・ルメール騎手)。1馬身1/4差の3着も香港のスカイフィールド(ブレイク・シン騎手)で地元勢が上位を独占した。
日本からは、メイケイエール(5着=ジェームズ・マクドナルド騎手)とナランフレグ(10着=丸田恭介騎手)、ジャンダルム(12着=ダミアン・レーン騎手)、レシステンシア(13着=ジョワン・モレイラ騎手)の4頭が挑んだが、香港勢の強さが際立った。
クリストフ・ルメール騎手(サイトサクセス=2着)「スタートが良かったので、冷静に走ることができました。スローペースだったので、最後まで頑張ってくれました」
丸田恭介騎手(ナランフレグ=10着)「スタートも良く出てくれて、レース中盤まではいいリズムでしたが、最後は少し伸びあぐねました」
宗像義忠調教師(ナランフレグ=10着)「特に状態はいつもと変わりなかったですが、直線を向いた時にガツンと来るところがなかったですね。追走に脚を使わされた感じがします」
ダミアン・レーン騎手(ジャンダルム=12着)「最初に行き脚がつかず、いいポジションを取ることができなかったので、最後は伸びを欠いてしまいました」
池江泰寿調教師(ジャンダルム=12着)「ゲートをうまく出なかったですね。騎手も腹をくくって直線勝負に賭けてくれましたが、隣の馬に先を越されて萎えてしまった感じです。これも競馬。仕方ないですね」
ジョアン・モレイラ騎手(レシステンシア=13着)「馬場の状態を良く把握している地元馬にいいポジションを取られ、ベストなレースができませんでした」
松下武士調教師(レシステンシア=13着)「スタートでは、周りの馬が速く思ったポジションが取れませんでした。最後の直線も周りの馬が加速した時にうまく加速できませんでした。残念です」