◆第74回朝日杯FS・G1(12月18日、阪神・芝1600メートル)=12月12日、栗東トレセン
エンファサイズ(牡2歳、栗東・四位洋文厩舎、父リアルスティール)が厩舎に初重賞、初G1をもたらすか。12月11日の阪神JFでは、同じく1戦1勝だった12番人気のシンリョクカが2着に入り波乱を演出。キャリアは浅いが侮れない存在だ。
「すごく子供っぽくて、粗削りですが、思った以上にいい走りをしてくれた」と宇佐美助手が振り返ったデビュー戦。スタートはやや後手に回り中団後方を追走。徐々にポジションを上げ、直線では内めを突き、残り1ハロン付近でゴーサインを出されると後続を一気に突き放す快勝だった。勝ち時計の1分34秒5は、今年の阪神マイルの新馬戦8鞍で最速。同舞台で戦えるのは好材料だ。「体の使い方が上手で柔らかい。毛づやもいいですし、張りもいい。上積みしかないですよね」と同助手もさらなる前進を期待した。