【2歳新馬評価】コンパクトボディーで逃走Vラテラルシンキング、黒岩調教師「距離は長くしていきたい」

ラテラルシンキング
ラテラルシンキング

 中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計8鞍が組まれた新馬戦。外厩別ではグリーンウッド、KSトレーニングCが2勝ずつを挙げ、好調続くチャンピオンヒルズ、山元TCが1勝を上積みした。

【12月11日・中山5R、2歳新馬、芝1800メートル、良馬場=16頭立て】

◆ラテラルシンキング(牡、美浦・黒岩陽一厩舎、父ハービンジャー、母サプルマインド、母の父ディープインパクト)428キロ、馬主=社台レースホース、生産牧場=社台ファーム

【血統】祖母シリアスアティテュード(牝、父ムトト)は英G1・チヴァリーパークS、ニアークティックSの勝ち馬。母もJRA4勝馬。重賞3勝スティッフェリオ(牡、父ステイゴールド)も同牝系になる。

【レースVTR】ゲートを決めると先手を主張してハナを奪いきった。前半1000メートルが1分2秒7というスローペースに落とすと、抜群の手応えのまま4コーナーへ。最後の直線でも脚いろは衰えず加速を続け、後続に1馬身1/4差をつけてゴールした。勝ち時計は1分51秒1。

【コメント】永野猛蔵騎手「金曜日に調教に乗せてもらっていて、緩さや子供っぽさがある中でゲートもうまく出てくれたし思ったよりもテンションも上がらなかった。最後は緩さからもたれたりしましたし、今後成長してくれると思います」

【将来性】★★★  ※黒岩調教師は「小柄で仕上がりが良く、気もいいしスタートも練習してきたし作戦通りでした。気持ちの高ぶりや体力の物足りなさはあるのでゆっくり使っていきたい。距離はもう少し長くしていきたい」とコメント。

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

ホウオウビスケッツ◇10日中山5R芝1600(ジョイナスファーム)

ショウナンライシン◇10日中山6Rダ1800(KSトレーニングC)

フリンジティアラ ◇10日阪神5R芝2000(チャンピオンヒルズ)

トウシンカーリン ◇10日阪神6Rダ1400(グリーンウッド)

ラテラルシンキング◇11日中山5R芝1800(山元TC)

アルーリングビュー◇11日阪神5R芝1600(グリーンウッド)

パラシュラーマ  ◇11日阪神6Rダ1200(大山ヒルズ)

アステロイドメア ◇11日中京5Rダ1400(KSトレーニングC)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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