◆第67回有馬記念・G1(12月25日、中山競馬場・芝2500メートル、良)
1番人気のイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)がルメール騎手を背に中団から直線を向くと楽な手応えで差し切り、6戦目で史上最少キャリアでの同レース初制覇を果たした。天皇賞・秋に続きG1連勝で2勝目。ルメール騎手はクリスマス当日に行われた有馬記念で2005年ハーツクライ、16年サトノダイヤモンドに続く3勝目。勝ち時計は2分32秒4。
2着に6番人気のボルドグフーシュ(福永祐一騎手)、3着に3番人気のジェラルディーナ(Cデムーロ騎手)が入った。
2番人気のタイトルホルダー(横山和生騎手)は9着に敗れた。今年は天皇賞・春、宝塚記念を制したが、10月の凱旋門賞・仏G1は11着に敗戦。立て直して臨んだが昨年の有馬記念5着のリベンジとはいかなかった。
横山和騎手(タイトルホルダー=9着)「リズム的には悪くなかったと思います。ただゲートを出ていくときの出脚は天皇賞や宝塚記念より鈍い感じで、直線も手前を変え切れていなかった。そういうことが少し響いたのかもしれません。ファン投票1位の期待に応えられず申し訳ないです」