フェブラリーS・G1(2月19日、東京競馬場・ダート1600メートル)に外国馬でただ一頭、予備登録をしているカナダのシャールズスパイト(ロジャー・アトフィールド厩舎、牡6歳、父スペイツタウン)が、ジョアン・モレイラ騎手(39)とのコンビで参戦する計画であることが分かった。
米国の競馬サイト「サラブレッドデイリーニュース」は19日、同馬のオーナーで日本でも競走馬を所有するカナダ人の大馬主チャールズ・フィプケ氏の代理人であるシド・フェルナンド氏が「外国馬として初めてフェブラリーSに出走することになるだろう」と話したと伝えた。
フェルナンド氏は「招待レースではないので、高額な費用を全てオーナーが支払わなければならず非常に難しい決断ですが、オーナーは日本でも繁殖牝馬を所有し、ノーザンファームの吉田勝己氏とも親交がある。さらに国際競走に強い興味がある」と語った。
さらに「オーナーはシャールズスパイトでG1を勝利し、将来的には種牡馬候補としている」と説明し、鞍上は香港で4度のリーディングに輝いたブラジル人ジョッキーのジョアン・モレイラ騎手に依頼したことも明かした。
シャールズスパイトは、フェブラリーS出走後にG1ドバイターフ(3月25日、メイダン競馬場・芝1800メートル)へ向かう予定。外国馬として初のフェブラリーS出走となれば、大きな注目を集めそうだ。