1月21日の中京3R・3歳新馬(ダート1800メートル、16頭立て)は、13番人気のメイトースイ(牡、栗東・羽月友彦厩舎、父フリオーソ)が直線で抜け出し、初陣を飾った。勝ちタイムは1分57秒9(良)。鞍上の古川奈穂騎手=栗東・矢作芳人厩舎=は2023年の2勝目、通算19勝目となった。
道中は6、7番手の外をなだめながら追走。4コーナーでステッキを入れて前についていくと、残り200メートル手前で先頭。ゴールまで勢いを保ち、他馬の追い上げを1馬身差で振り切った。2着に9番人気のギャングスター、3着に5番人気のヴァリージアが続き、3連単は166万5270円の大波乱となった。
ゲート試験にも乗って感触をつかんでいた古川奈騎手は「返し馬から気が入って、自分からハミを執るところがありました。競馬は(手綱を)持って運べたらと考えていました。4コーナーで前の馬の手応えが良くなかったので早めに踏んでいく形。砂をかぶってもやめずに走ってくれましたし、抜け出してからもしっかりしていました」とメンバーで最も軽い404キロの馬体で結果を出したパートナーをたたえた。
古川奈騎手の今年初勝利は1月5日の中京7Rで14番人気だったタイセイグラシア。またしても超伏兵でのVとなった。