1月21日の中山4R・3歳新馬戦(ダート1200メートル、16頭立て)は、2番人気のプリンスノット(牡、栗東・奥村豊厩舎、父パドトロワ)が、直線で抜け出してデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分13秒4(稍重)。
まずまずのスタートから好ダッシュをみせて、道中は2番手に構えた。3、4コーナーを手応えよく回ると、直線ではノーステッキで加速。最後は逃げ粘るシンコッチョウに2馬身差をつけて、着差以上の完勝だった。
ルメール騎手は「スタートからいいスピードをみせてくれました。直線はムチ無しで、加速してくれた。楽勝でした。短い距離で上のクラスにいける」と、中身の濃い勝利を振り返った。
奥村豊調教師は「まだちょっと弱い部分があるのですが、そのなかでいい競馬ができた。センスは非常にいい。じっくりと成長を促していければ」と、短距離での活躍に期待を膨らませていた。