【シルクロードS】今村聖奈騎手、2年目の飛躍へテイエムスパーダと2度目の重賞ゲットだ

1週前追い切りで自己ベストをマークしたテイエムスパーダと今村
1週前追い切りで自己ベストをマークしたテイエムスパーダと今村

◆第28回シルクロードS・G3(1月29日、中京・芝1200メートル)

 今村聖奈騎手(19)=栗東・寺島厩舎=がシルクロードS(29日、中京)で、テイエムスパーダと重賞2勝目に挑む。19日の1週前追い切りは、栗東・CWコースで6ハロン78秒0の自己ベストをマーク。その日の一番時計でもあった。「疲れは取れているな、と思いました」と感触を確かめた。今週の最終追い切りでもコンタクトを深める予定だ。

持ち味生かす 巻き返しへ課題は明確だ。「この馬はゲートがうるさいので、そこだけ気を付けてもらえたら」と五十嵐調教師も言うように、前走の京阪杯(阪神・芝1200メートル)ではスタート直後に他馬と接触して後手に回ったことも響き、6着に終わった。継続騎乗となる今回は3度目のコンビ。昨夏、小倉でのCBC賞を1分5秒8で制し、芝1200メートルの日本レコードを樹立した圧倒的なスピードが武器。特徴も把握しているだけに、「持ち味を生かすレースをしてあげたい」と鞍上にも力も入る。

 昨年51勝でJRA最多勝利新人騎手賞に輝き、先週は日曜・小倉10Rの海の中道特別(芝2600メートル)をメイショウブレゲで制し、今年初の特別勝ち。ここまで4勝は全国リーディング18位と、好スタートを決めている。飛躍の2年目へ。聖奈が中京で寒さを吹き飛ばす“熱気”を巻き起こす。(戸田 和彦)

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