【シルクロードS】ラストラン予定のシャインガーネットに勝負気配 栗田調教師「もうひと花咲かせたい」意欲的な調整

ラストランとなる予定のシャインガーネット
ラストランとなる予定のシャインガーネット

◆第28回シルクロードS・G3(1月29日、中京・芝1200メートル)

 第28回シルクロードS・G3(29日、中京)に、昨年の2着馬シャインガーネットが参戦する。今回がラストランとなる予定の6歳牝馬が、二つ目の重賞タイトルを手に花道を飾る。

 まだまだ闘争心は衰えていない。20年3月のファルコンSで重賞初Vを飾って以来勝ち星がないが、今回は勝負気配が漂う。これまで調教で幼い面を見せることが多く、単走での調整が多かった。だが、19日には美浦・Wコースで併せ馬を敢行。グッと気合を内に秘め、僚馬と同時にゴール。栗田調教師は「もうひと花咲かせたいという思いもあり、併せ馬で少し踏み込んだ調整をしています」と思いは強い。

 昨年は中団の外めから運び、最後の直線でもしっかりと末脚を伸ばして連対を確保。続く同舞台の高松宮記念でも、残り300メートルで前が壁になる絶望的なシーンがありながらも0秒3差(7着)と崩れなかった。「中京の馬場は合うし、ぜひいい走りを見せたい」と栗田師も期待を込める。

 今後の繁殖入りが決まっており「おそらく今回がラストランになると思います」とトレーナーは話す。馬名の由来は「輝くガーネット」。9戦ぶりの右回りとなった前走のラピスラズリSでも2着と健闘し力を証明したオルフェーヴル産駒が、最後に左回りの中京でキラリと輝く末脚を放つ。(石行 佑介)

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