◆第73回ダイヤモンドS・G3(2月18日、東京競馬場・芝3400メートル、良)
古馬による長距離ハンデ戦は16頭立てで行われ、単勝2番人気で西村淳也騎手騎乗のミクソロジー(牡4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父オルフェーヴル)がゴール前で差し切り、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは従来のレコードを0秒3上回る3分29秒1。
同馬は1勝クラス、2勝クラスと連勝し、格上挑戦だった前走の万葉SではレコードVを飾っていた。鞍上の西村騎手はJRA重賞3勝目だが、東京での勝利は初めて。
首差の2着には単勝13番人気と伏兵のヒュミドール(田辺裕信騎手)が入り、2馬身差の3着には単勝1番人気のシルブロン(ルメール騎手)が入った。
石橋脩騎手(ベスビアナイト=4着)「大外枠だったので、どうかなと思ったが、(久々に着けた)ブリンカーが利いていました。道中はハミを取ってくれて、馬は集中してくれた。本当に最後まで根気よく走る馬。頑張ってくれました」
テオ・バシュロ騎手(レクセランス=5着)「いいレースができませんでした。スタートが遅かったですし、ペースも遅かったので、少しずつ(位置を)上げていったが、外を回る形になってしまった。内に入れるスペースがなかった。馬はしっかりと走っている。距離は少し長いかもしれません」
横山武史騎手(マリノアズラ=6着)「格上挑戦で、こういう特異な条件でしたが、頑張ってくれました。(昨夏の)北海道以来の騎乗でしたが、乗りやすい、いい馬です。斤量は見込まれたかなと思ったが、そのなかでもよく頑張ってくれました」
大野拓弥騎手(カウディーリョ=7着)「2番手のインで壁をつくって、リズム良く走れた。一瞬反応があったんですけど、最後は他の馬を頼った走りになってしまった」