前走のホープフルS7着から巻き返しを期すハーツコンチェルト(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父ハーツクライ)が、帰厩後初時計で抜群のタイムをマークした。21日に放牧先から帰厩して、松山弘平騎手とのコンビで若葉S(3月18日、阪神)へ向かう。この日は美浦・Wコースで中ユニコーン(5歳1勝クラス)、外ダンスインザリング(3歳1勝クラス)との3頭併せを消化。5ハロン64秒4―11秒6を馬なりでマークして最先着と、持ち前のエンジンの良さをアピールした。
武井調教師は「今回は牧場でも順調に乗り込めて、すごくいい感じです。前の馬が速かったから時計は速くなったけど、馬は無理をしていないし、息もいいです」と、雰囲気の良さに声を弾ませた。8馬身差Vの新馬戦や東京スポーツ杯2歳S(3着)で見せた脚力は大きな武器で、反撃ムードが色濃く漂う。