【阪急杯】2番人気アグリが4連勝で堂々の重賞初制覇 横山和生騎手「見違えるように馬が変わった」

アグリ(左)がダディーズビビッドとの追い比べを制し重賞初制覇(カメラ・高橋 由二)
アグリ(左)がダディーズビビッドとの追い比べを制し重賞初制覇(カメラ・高橋 由二)

◆第67回阪急杯・G3(2月26日、阪神・芝1400メートル、良)

 メイショウベンガルが出走取り消しとなり、15頭によって争われた。横山和生騎手が騎乗した2番人気のアグリ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎、父カラヴァッジオ)が、2番手追走から直線で先頭に立ち、後続を振り切って4連勝で初の重賞制覇を飾った。昨夏の札幌1勝クラスから、2勝クラス、3勝クラスと3連勝でオープン入りし、重賞初挑戦でのV。横山和生騎手は阪急杯は初勝利で、安田隆行調教師は13年ロードカナロア、22年ダイアトニックに続く3勝目。勝ち時計は、1分19秒5。

 首差の2着に3番人気のダディーズビビッド(浜中俊騎手)、3着に6番人気のホウオウアマゾン(国分優作騎手)が続いた。1番人気のグレナディアガーズ(岩田望来騎手)は7着に敗れた。勝ち時計は、1分19秒5。

 また、今月末の引退で最後の重賞だった池添兼雄調教師が管理するショウナンアレス(戸崎圭太騎手)は5着、南井克巳調教師のメイショウケイメイ(角田大河騎手)は13着に敗れた。

 横山和生騎手(アグリ=1着)「昨年の夏に乗せていただいた時から、見違えるよう。雰囲気や芯の入り方、何から何まで変わっていました。出していって行く馬がいればそれを目標にと思っていました。ラスト100メートルの踏ん張りに、まだ良化の余地を残します。ここで勝ち切れたのは大きい。連勝で重賞まで勝つのは、力がないとできないこと。成長していくアグリを、これからも応援してください」

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