◆第57回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月12日、阪神・芝1400メートル=3着までに桜花賞の優先出走権)
未勝利→1勝クラスと芝1200メートルで連勝中のルーフ(牝3歳、栗東・清水久詞厩舎、父ダイワメジャー)。2日の1週前追い切りは栗東・坂路で51秒8と自己ベストを0秒5更新した。ラスト1ハロンはなんと11秒5。同日で2番目に速かったのが古馬オープンのテイエムトッキュウの11秒8だから、出来の良さには太鼓判を押せる。
担当の白浜助手は「前日に雨が降って、馬場が重かった坂路であの時計ですからね。ビックリしました。トモ(後肢)がパンとしてきました」と胸を張る。3走前、未勝利戦で3着に敗れているように1400メートルがポイントにはなるが、「当時とは馬が違うし、ためもきくようになりました」と色気十分。前に壁をつくれる内枠を引ければ面白い。(玉木 宏征)