【スプリングS】1800メートル得意のヴィクトワールピサ産駒+逃げの田辺裕信=パクスオトマニカ激走

激走データが目白押しのパクスオトマニカ
激走データが目白押しのパクスオトマニカ

◆第72回スプリングS・G2(3月19日、中山・芝1800メートル)

 パクスオトマニカに激走サインがともる。15年にデビューした父ヴィクトワールピサの産駒はJRA通算333勝を挙げているが、うち116勝が1800メートル。次位2000メートルの59勝を大きく引き離す。出走数が多い距離ではあるが、突出した勝利数であることが分かる。現役時にはドバイ・ワールドC制覇など輝かしい成績を残した父だが、有馬記念や中山記念でも勝利を挙げており、非根幹距離への適性も子供たちに受け継がれている。

 さらに中山の芝1800メートルでは単勝回収率179%と極めて優秀。今年1月に単勝4600円で勝ったトーセンメラニーを筆頭に単勝2000円台の激走も目立っており、見過ごせないデータだ。

 また、テン乗りとなる田辺の最近5年の脚質別成績を見ると、逃げ馬に騎乗した際が勝率24・0%、連対率39・3%、複勝率49・6%と最も高い。大胆な騎乗で驚かされることが多いジョッキーだが、ハナを切って2勝を挙げているパクスオトマニカにとってはこれ以上ない追い風だ。田辺の最近10年間の勝利数は、同馬を管理する久保田調教師とのコンビで最多の54勝、同5年でも最多タイの26勝。好走の条件はいくつもそろっている。(石行 佑介)

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