第71回日経賞・G2が3月25日、中山の芝2500メートルで行われる。
菊花賞馬のアスクビクターモア(牡4歳、美浦・田村康仁厩舎)の始動戦。菊花賞2、3着のボルドグフーシュ、ジャスティンパレスがワンツーを決めた阪神大賞典を見ても、菊花賞組4歳勢がステイヤー路線を引っ張っていく情勢。身上の先行抜け出しで活路を開く。
昨年の覇者タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)は、ここから天皇賞・春、宝塚記念を勝って最強ステイヤーの名を欲しいままにした。有馬記念9着以来の一戦だが、美浦のウッドチップで十分に乗り込まれており、いきなり走れる態勢にある。
中距離重賞で抜群の安定感ヒートオンビート(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、有馬記念11着以来のボッケリーニ(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)、エリザベス女王杯2着の末脚自慢ライラック(牝4歳、美浦・相沢郁厩舎)など、好メンバーがそろった。(大上 賢一郎)