【高松宮記念】ナムラクレア、同じ舞台のシルクロードSで「満額回答」 G1奪取が一段と現実味

シルクロードSを快勝したナムラクレア(右)
シルクロードSを快勝したナムラクレア(右)

◆第53回高松宮記念・G1(3月26日、中京競馬場・芝1200メートル)

 中央競馬の春G1シリーズの開幕戦、第53回高松宮記念(26日、中京)に、堂々の主役として臨むナムラクレア。前走を小宮栄一記者が解析する「ステップレース診断」でも文句なしのトップ評価だ。

 【シルクロードS=レースA】高松宮記念と同じ舞台で、ナムラクレアが“満額回答”を引き出した。

 発馬が決まっても急がない。いつの間にか中団の内で収まり、4角8番手。しっかり脚がたまった最後の直線は、ゴール間際で3着マッドクール、2着ファストフォースの間からグイッと前に出た。前後半3ハロンは33秒8―33秒5(1分7秒3)の後傾ラップのなか、繰り出した上がり3ハロンは唯一、32秒台(32秒9)だった。

 G3のハンデ戦でも、15頭のうち11頭が重賞ウィナー。勝利のないキルロードも、昨年の高松宮記念3着馬。豪華な顔ぶれに加え、負担重量が牝馬で56・5キロ(トップハンデは59キロウインマーベル)。この勝利で、6ハロン戦は【4・0・1・1】。このうち3勝が重賞だ。

 昨秋のスプリンターズSは0秒2差5着に甘んじたが、G1奪取が一段と現実味を帯びてきた。

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