◆第83回桜花賞・G1(4月9日、阪神・芝1600メートル)
【阪神ジュベナイルF=レースA】フルゲート18頭の内訳は、重賞ウィナー5頭、重賞2着で賞金加算の2頭、2勝馬8頭。加えて9分の3の抽選をくぐり抜けた1勝馬。2歳の半年間に実績を残した牝馬がほぼ出そろったなか、リバティアイランドが魅せた。
前後半4ハロンは45秒2―47秒9。前半が2秒7速い流れを、中団でがっちり抑えて直線勝負にかけた。脚力の違いは歴然。力強い伸び脚で、2着シンリョクカに2馬身半差の圧勝劇を演じた。
V時計1分33秒1は、20年の勝ち馬ソダシ(続く桜花賞は1分31秒1の驚異的なコースレコードV)と同じ。3戦全勝で翌週の朝日杯FSを制したドルチェモアは1分33秒9(45秒7―48秒2)だった。
この光景が穴党ファンにどう映ったかは、想像に難くない。