◆第32回アーリントンC・G3(4月15日、阪神・芝1600メートル=1~3着にNHKマイルCの優先出走権)追い切り=4月12日、栗東トレセン
昨年の京王杯2歳Sの勝者、オオバンブルマイ(牡3歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ディスクリートキャット)は坂路で単走で追い切られ、53秒4―12秒4で駆け抜けた。時計がかかる後半の荒れた馬場だったが、小気味よくリズムのいい走りだった。
吉村調教師は「いい感じですね。先週、しっかりとやっていたので、今朝は単走で十分。仕上がりには苦労しないタイプです」と思い通りの仕上がりに満足そうな表情を浮かべた。
前走の朝日杯FSは7着だったが、出遅れた上に外を回りながら0秒6差と、悲観する内容ではない。「先週乗った武豊騎手も『この馬、動くわ』と言ってくれた。ゲートの練習も重ねてきたので、ここでいい競馬をしてG1に向かいたい」とトレーナー。2戦目で重賞を制した力はここでは一枚上の存在で、好発進を決める。