【皐月賞】1番人気ファントムシーフ3着 ルメール騎手「向こう正面で落鉄」

混戦模様の中、1番人気に推されるも3着に終わったファントムシーフ(カメラ・今成 良輔)
混戦模様の中、1番人気に推されるも3着に終わったファントムシーフ(カメラ・今成 良輔)

◆第83回皐月賞・G1(4月16日、中山・芝2000メートル)

 3歳牡馬18頭によって争われた3冠初戦は、横山武史騎手とコンビを組んだ単勝2番人気のソールオリエンス(美浦・手塚貴久厩舎、父キタサンブラック)が大外一気で差し切り、無傷の3連勝で頂点に立った。勝ち時計は2分0秒6(重)。デビュー3戦目の皐月賞制覇は、2歳戦が実施され始めた1946年以降では最少キャリアのV。また無敗での戴冠は21年エフフォーリア以来、20頭目の快挙となった。

 1馬身1/4差の2着は4番人気のタスティエーラ(松山弘平騎手)。近10年の皐月賞で5勝と相性抜群のローテーションだったファントムシーフ(クリストフ・ルメール騎手)が1番人気に推されたが、さらに1馬身3/4差の3着にとどまった。

 クリストフ・ルメール騎手(ファントムシーフ=3着)「ペースが速かったので後ろから行った。ずっと冷静だったが、向こう正面で落鉄した。その影響か3、4コーナーで少し内にもたれた。走りにくい馬場でもゴールまで走り抜けてくれたし、能力はある」

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