◆第58回フローラS・G2(4月23日、東京・芝2000メートル、2着までにオークスの優先出走権)=4月21日、栗東トレセン
ブライトジュエリー(牝3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父エピファネイア)は東京への輸送を翌日に控え、金曜の朝一番を坂路で軽く登った。タイムは64秒7―16秒0。馬体も細く見せておらず、順調な調整ぶりを感じさせる。
ひとつ上の全姉、ヘクトパスカル(4歳1勝クラス)も管理している橋口調教師は「姉とは違って、テンションが上がることがないのがいいですね」とうなずいた。ここ2週は手加減せずにしっかりと攻められていることからも、オークスにかける陣営の思いが伝わってくる。
今朝、取材に応じた鮫島駿騎手も「輸送や東京コースも初めてですが、うまくクリアしてほしい。いいものを持っています。前走は乗っていてびっくりしました」と4馬身差で圧勝した前走を評価している。メンバーのほとんどが1勝馬の組み合わせでもあり、上位争いに加わっても不思議はない。オークスの舞台を目指して輝きを放つか。