第167回天皇賞・春・G1が4月30日、京都芝3200メートルで行われる。
昨年の覇者タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)は、続く宝塚記念も制した現役屈指のステイヤー。秋は凱旋門賞に挑み11着、有馬記念9着と崩れるも前走の日経賞で8馬身差の逃走劇を決めて復活してみせた。阪神の鬼が初の京都を攻略して、G1・4勝目へ。
菊花賞、有馬記念で先着を許したボルドグフーシュを抑えて阪神大賞典を勝ったジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)。現在の充実をもってすれば、タイトルホルダーを堂々負かしに行く競馬も可能だろう。
菊花賞、有馬記念、阪神大賞典を連続2着のボルドグフーシュ(牡4歳、栗東・宮本博厩舎)、ステイヤーズS、サウジカップデーに行われたレッドシーターフハンデキャップ連勝中のシルヴァーソニック(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)はレーン騎手が完全に手の内に入れており期待。横山武史騎手に乗り替わる菊花賞馬アスクビクターモア(牡4歳、美浦・田村康仁厩舎)、2年連続2着のディープボンド(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)がエントリー。(大上 賢一郎)