4月29日の京都9R・矢車賞(3歳1勝クラス、芝2200メートル、8頭立て)は、5番人気のミタマ(牝、栗東・上村洋行厩舎、父ハーツクライ)が鋭い追い込みで勝利した。勝ち時計は2分12秒7(良)。
ツーエムルーイー(8着、鮫島克駿騎手)が大逃げするなか、最後方を追走。馬群がひとかたまりになって直線に入っても位置は変わらなかったが、残り約300メートルから猛烈に勢いを増した。早めに抜け出していたウェイビー(藤岡康太騎手)をゴール前でとらえ、首差をつけた。
初コンビの松若風馬騎手は「前半は進んでいきませんでしたが、道中の走りはすごく良くて、いつでも動ける状態でした。直線に向いての加速力が良かったです。距離を延ばしたのも良かったですね。いいときに乗せてもらいました」と高評価した。