◆第18回ヴィクトリアマイル・G1(5月14日、東京競馬場・芝1600メートル)
ヴィクトリアマイルの枠順が12日、確定した。前走のマイルCS3着以来の休み明けで、連覇を狙う白毛のアイドルホース、ソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)は大外の8枠16番に決定。これを受けて、Twitterでは「ソダシ大外」がトレンド入りした。
昨年のソダシは内よりの5番枠から勝利を手にしたが、17回の歴史で大外枠から勝った馬はいない。大外枠から連対した馬は、2006年エアメサイアと2020年サウンドキアラの2頭(ともに18番枠から2着)のみ。フルゲートに満たない16頭立てとはいえ、16番枠からの勝ち馬は2011年アパパネのみで大外枠が有利と強調できる材料ではないことは確かだ。ちなみに、ソダシ自身は小回りの札幌競馬場で行われた21年の札幌記念で大外の13番枠から勝利を飾ったが、タフな府中のマイルでは勝手が違うか…。
枠順の有利不利でトレンド入りするケースは珍しく、SNSでは「ちょっと難しくなったな」「'21札幌記念以来やけどどうなんやろな」「人気2頭が極端な枠に入ったな」「ソダシ大外まじか」「流石に厳しそうやね」など枠順を悲観的にとらえるコメントが相次いだ。昨年の覇者はデータ的に不利といえるハンデを覆すことができるだろうか。