◆第90回日本ダービー・G1(5月28日、東京競馬場・芝2400メートル)=21日、栗東トレセン
皐月賞は1番人気で3着だったファントムシーフ(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎、父ハービンジャー)はCWコースで6ハロン86秒4―13秒5。気持ちよさそうに駆け抜けた。「具合が良すぎますね。仕上がりとしては十分なので、レースまで維持していければ」と手綱を執った梛木助手は好ムードを伝えた。
前走は向こう正面で落鉄。重馬場だっただけに、そのハンデは大きかった。それでも直線で脚を使い3着に入ったのは底力の証明。「前走は不完全燃焼でしたね。距離は延びてもいいですし、コース形態も得意」と、共同通信杯を制した東京へのコース替わりを歓迎した梛木助手。万全に仕上げて日本ダービー7勝目、2度目の連覇を目指す武豊に託すだけだ。