◆第90回日本ダービー・G1(5月28日、東京競馬場・芝2400メートル)=22日、栗東トレセン
昨年のホープフルSを制したドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎、父ドゥラメンテ)が異例のローテで3歳馬の祭典に駒を進める。
未勝利をダートで勝ち上がり、その後は芝に戻って東京スポーツ杯2歳Sで4着、ホープフルSで優勝。再度、ダートに投入されたUAEダービーで2着に健闘した「二刀流」。ケンタッキーダービーに招待されたが、左前脚の球節に疲れが出て、矛先を国内戦に向けた。
「芝、ダートともに一生懸命走ってくれる。今は(球節も)全然、気にならず調教を積めています」と小島厩務員。海外遠征を経て「環境の変化に動じない馬ですが、より心身ともにドッシリとした気がします」と成長に目を細めた。「距離はやってみないと分かりませんが、自分のペースで走れれば大丈夫だと思います。ダートで走れるスタミナもありますから」と前、前で運び持続力を生かす。