阪神11R・宝塚記念・G1・馬トク激走馬=ディープボンド
前走の天皇賞・春は復権ぶりを示す2着。ただ、タイトルホルダーが競走を中止したこともあり、和田竜二騎手は「直線で目標がなくなった」ことを第1の敗因に挙げた。押し出され気味に4角で先頭に立ったことで、ジャスティンパレスにいい目標にされ、ゴール前できっちりかわされる敗戦。地力は示したが運がなかった。今回は4着だった昨年と同じローテーション。メンバー的に先行馬がそろっただけに、直線前を見ながら、しぶとく追っていく理想の展開が見込める。
直前は栗東ウッドチップ単走で直線ギアを上げて6ハロン81秒2―11秒7。和田騎手は「体調は間違いなくいい。思った通りの出来」と、悲願のG1制覇へ向けて力を込めていた。持久系の脚、パワーを必要とする阪神2200メートルは絶好の条件だけに、ここはG1初Vのチャンス到来だ。