【プロキオンS】リメイク、海外遠征で成長 得意1400メートルで負けられない

海外2戦の経験を糧に国内重賞連勝を狙うリメイク
海外2戦の経験を糧に国内重賞連勝を狙うリメイク

◆第28回プロキオンS・G3(7月9日、中京・ダート1400メートル)

 第28回プロキオンS・G3(9日、中京)で、リメイクがドバイからの帰国初戦に臨む。昨年12月にカペラSで重賞初制覇を果たし、今春はサウジアラビア、ドバイと中東を転戦。3、5着で勝利こそならなかったものの、新谷調教師は「肉付きがそこまでしっかりしていなかったけど、ボリューム感が出た。ドバイからその感じが出てきた」と成長を実感している。

 前走のドバイ・ゴールデンシャヒーンは出遅れが響いて後方から。それでも直線では豪快な末脚を繰り出し、0秒3差の5着まで追い上げた。「出遅れたけど(サウジアラビアより)ドバイの方が自信があった」と指揮官。馬体の充実に関しては確かな収穫があった。

 1週前追い切りは栗東・坂路で自己ベストの50秒2―12秒5をマーク。新谷師は「弾みも出て、状態は上がっている」とうなずく。1400メートルでは4勝を挙げ、この舞台も昨年の昇竜Sなど2勝、3着1回。「ワンターンの方が合っている。どんな競馬でもできるのが強み」と舞台設定に不安はない。伸び盛りの4歳馬が、海外遠征の成果を存分に発揮する。(水納)

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