【プロキオンS】良血馬ジレトール、ライバル・リメイク倒して母と同じG1の大舞台で活躍だ

重賞初挑戦となるジレトール
重賞初挑戦となるジレトール

◆第28回プロキオンS・G3(7月9日、中京・ダート1400メートル)

 第28回プロキオンS・G3(9日、中京)で、良血牡馬ジレトールが重賞に初挑戦する。母サンビスタは中央、地方でダート重賞6勝。15年チャンピオンズCの覇者で、前身のジャパンCダートを含めても唯一の牝馬Vだ。松永幹調教師は「最初からいい動きでした。馬体もいいし、いい馬ですよ」と母譲りの素質を確かに実感している。

 芝の初戦こそ5着だったものの、2戦目でダートに替わると、2馬身半差で逃げ切り。以降も先行して粘るスタイルを持ち味にしている。前走の欅Sはゴール前まで先頭を保ったが、バトルクライにかわされ半馬身差の2着。指揮官は「勝ったと思ったけど…」と振り返るが、3着には3馬身半差をつけ、オープンでも上位の力を示した。

 追い切り前日は、栗東・坂路で60秒2―13秒7。素軽い脚さばきで駆け抜けた。今回は同世代の強豪もそろう。なかでもリメイクは、3歳時の昇竜S、端午Sでともに2着に敗れた因縁の相手。「ここで走るようなら楽しみ。中京は走っているし、頑張ってほしいね」。ライバルを撃破し、母同様に大舞台を目指していく。(水納 愛美)

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