【中京記念】牝馬が勝てない重賞に藤原英昭厩舎が牝馬2頭出し サブライムアンセム&ルージュスティリアがジンクス破る

約1年4か月ぶりの重賞2勝目を狙うサブライムアンセム
約1年4か月ぶりの重賞2勝目を狙うサブライムアンセム
ルージュスティリアは重賞初Vに挑戦
ルージュスティリアは重賞初Vに挑戦

◆第71回中京記念・G3(7月23日、中京競馬場・芝1600メートル)

 サマーマイルシリーズ第2戦の第71回中京記念(23日、中京)で、栗東・藤原厩舎がジンクス打破に挑む。4年ぶりの中京開催となる同G3だが、同競馬場のマイルで施行されるようになった12年以降、牝馬は未勝利。藤原調教師はサブライムアンセム、ルージュスティリアの4歳牝馬2騎を送り込む。

 昨年の報知杯FR覇者サブライムアンセムは2走前の阪神牝馬Sで2着。前走のヴィクトリアマイルは出遅れて流れに乗れず13着に終わったが、ラスト3ハロンはメンバー3位の33秒3と能力の一端を示した。「乗り難しいところはあるけど潜在能力は高い。(中京マイルは)初勝利をマークしている舞台だし、乗り方ひとつで勝ち負けになる」と藤原師は力を込める。

 一方のルージュスティリアは中京マイルで2戦2勝。得意舞台で最軽量ハンデの53キロと、重賞初Vの条件は整う。1勝クラスから3連勝でオープン入りし、阪神牝馬S(6着)は1番人気に支持された素質馬。トレーナーは「能力は上位。(3走続けて)川田が乗るから、どういう競馬をすればいいか分かっていると思う」と、鞍上の手腕にも信頼を寄せた。

 「この時期は夏負けする馬もいるけど、牝馬の方が我慢が利く」。JRA・G1・11勝、重賞61勝の名トレーナーは「夏は牝馬」の格言についてこう分析する。「2頭とも状態はいいよ。すこぶる順調に来ている」。4歳馬は今夏、宝塚記念以降の3歳以上の重賞をすべて制覇と好調。中京記念も牝馬の出番だ。(戸田 和彦)

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