中京11R・中京記念・G3・馬トク激走馬=ダノンスコーピオン
この中間、弱点の右後肢を強化するため一から立て直し、しまい重点を意識した坂路の追い切りを再三消化。「瞬発力をつけたい」と安田隆調教師は、その意図を説明した。
直前の坂路も55秒9―11秒9。一瞬の加速で回転力が一気に上がり、直線の推進も実にスムーズ。陣営の狙い通りの仕上がりが見てとれた。「59キロでも、今回は走ってくれないと困るという気持ち」と師。素軽さも出て、後肢の踏み込みも強くなってきており、良化ぶりは歴然だけに、G1ホース復活へ、ここは言い訳が利かない一戦だ。