◆第77回セントライト記念・G2(9月18日、中山・2200メートル=3着までに菊花賞の優先出走権)
コスモサガルマータ(牡3歳、栗東・梅田智之厩舎、父ヴィクトワールピサ)の豪脚一気に期待したい。春のクラシックは爪の不安もあって見送ったが、8か月半ぶりの前走・月岡温泉特別は発馬を決め、中団からメンバー最速32秒7の脚を使って危なげなく差し切り勝ち。3勝目を挙げた。
昨年の紫菊賞ではダノントルネード(京都新聞杯2着)をメンバー最速となる上がり33秒1の豪脚でねじ伏せており、重賞クラスの能力は証明済み。今回が初の中山となるが、同じく直線に急坂の待つ阪神で2勝しているのも心強い。2歳時は課題だったゲートも向上しており、ある程度のポジションから運べそうだ。「胸を借りる立場だとは思うけど、高い能力を持っている。先につながるレースをしてほしい」と梅田調教師も色気を持って送り出す。(戸田 和彦)