こんばんは、坂本です。今日は美浦から帰ってきて在宅勤務でございます。
さて、昨日はプロ野球の阪神がセ・リーグ優勝を決めました。18年ぶりのVとなると2005年以来ということですが、自分は就職留年して大学“5年生”だった年でした。その翌年に会社に入ったことを考えると、「けっこう長く勤めたなあ」と感じるとともに、18年の歳月の長さを感じました。当時の大学生が、今では不惑を過ぎたおっさんですからね。そして我らがジャイアンツには、クライマックシリーズで意地を見せてほしいところです。
それではぼちぼち本題へいきましょう。まずは国枝厩舎から。先週の中山新馬戦(芝1600M)で快勝したシックスペンス(牡、父キズナ、母フィンレイズラッキーチャーム)は、いきなり初戦から結果を出しました。母は米G1・マディソンS(ダート1400M)の勝ち馬で、レースのラスト1ハロンで10秒7をマークした切れ味は、いくらスローペースだったとは言えなかなかのものがありました。9月13日に放牧に出されましたが、国枝調教師は「しまい10秒7は本当かなと思った」と冗談交じりに驚きを表現していましたね。今後の活躍に期待が膨らみます。
また夏の新潟最終週に2戦目で勝ち上がったルージュスエルテ(牝、父ハーツクライ)は、引き続き在厩で調整して、次走は10月22日の1勝クラス(東京・芝1400M)かアルテミスS(10月28日、東京)を選択肢に考えているそうです。「2戦目でよかったよ。この距離は競馬がしやすいんじゃないかな。スピードはあるね」と国枝師。1400Mに距離短縮して5馬身差の圧勝は、スピードのあるところを証明した走りだったと思いますので、こちらも距離的にマイルまでもって活躍してほしいものです。
8月26日の新潟で新馬勝ちしたエリカリーシャン(牝、父エピファネイア)は、東京開催での2戦目を視野に入れています。国枝調教師は「ちょっとソエ気味なので、ゆっくりやっています。それ次第で東京に行こうかな」と語っています。8月24日にゲート試験に合格して、その後は放牧に出たダノンストラーダ(牡、父ジャスティファイ、母ストラティフィケーション)は、「もう少ししたら戻します。ダートからかなと思う」とみています。
21年のセレクトセール当歳部門で2億2000万円で落札されたスピノザ(牡、父エピファネイア、母アルテリテ)は、8月の終わりから少しずつ乗り込んできています。国枝調教師は「東京でいくつもり。芝の長いところだね」と、イメージしています。
9月6日のゲート試験に合格したショウナンラピダス(牡、父ドゥラメンテ、母シーヴ)は、「乗り込んでいってみただね」と調教を進めていってデビューを考えるとのこと。9月1日にゲート試験に合格して放牧に出ているシンバーシア(牝、父ロードカナロア、母スウィートリーズン)は、「まだまだ体力をつけていって」という評価でした。8月30日に入厩して、先週ゲート試験に合格したパロサント(牝、父ロードカナロア、母パララサルー)も、9月15日に放牧に出されて、体力強化を図っていくそうです。
次は林厩舎へいきましょう。まず今週の土曜日の中山新馬戦(芝1800M)にエントリーしているミアネーロ(牝、父ドゥラメンテ、母ミスエーニョ)は、半姉に16年のファンタジーSを勝ったミスエルテがいる血統馬です。林調教師は「精神面で繊細なところがありますが、乗り手は背中がいいと言ってくれています。いいものを持っています」と、素質を評価しています。当初は芝のマイル戦デビューを考えていたそうですが、追い切りの反応などから1800M戦に切り替えたそうです。
そして日曜の中山新馬戦(芝1200M)にはファルギュラント(牡、父キズナ、母ブレイズガール)がスタンバイしています。「小柄な馬でWコースだと動き切れないところはありますが、母系がスピードがありますので、実戦でいいところを見せてくれたらと思います」と林師。母は芝の短距離で2勝を挙げており、条件は合いそうですね。
また他の新馬ではトウカイメガミの2021(牝、父レイデオロ)が、9月14日にゲート試験に合格しています。昨年のオールカマーで2着に好走したロバートソンキーが半兄にいる血統ですね。兄との比較にすいて林調教師に聞くと、「牡、牝の差はありますが、骨格のバランスなどはロバートソンキーに似ていると思います。これからしっかりと筋肉がついてくれば楽しみです」と期待が伝わってきました。
それでは今日のところはこのへんで。