【阪神12R・3歳上1勝クラス】パンサラッサも担当した池田康宏厩務員の〝ラストラン〟は2着惜敗「俺らしい」

最後のレースはインヒズアイズで2着。厩務員生活に別れを告げる池田康宏厩務員(カメラ・高橋 由二)
最後のレースはインヒズアイズで2着。厩務員生活に別れを告げる池田康宏厩務員(カメラ・高橋 由二)

 9月16日の阪神12R・3歳上1勝クラスで、矢作芳人厩舎の池田康宏厩務員が担当するインヒズアイズ(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父レースデイ)は直線で差されて2着に終わった。9月いっぱいで65歳の定年を迎える池田厩務員は「これが競馬だからね。(坂井)瑠星もいいレースをしてくれた。(担当馬の)デビュー戦も2着で、最後も2着。G1で2着も多かったし、俺らしいね」と、約49年に及んだ厩務員生活の最後のレースを満足そうに振り返った。

 10年JCダートのグロリアスノアは首差2着、18年中山大障害のタイセイドリームは鼻差2着。なかなかG1を勝てなかったが、パンサラッサが昨年のドバイ・ターフでG1初勝利を、今年のサウジCで同2勝目をプレゼントしてくれた。

 父・康雄さんが厩務員だったこともあり、近くで生まれ育った阪神競馬場は思い出の地でもある。「池田さん、お疲れさま」というファンの声援に手を振って応えていた。

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