藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は24日、スペインのサルスエラ競馬場で行われた女性騎手限定の招待競走「セカンド・インターナショナル・チャンピオンシップ・フォー・ジョッキーズ」に参加した。各国の女性騎手12人が、第1戦(芝1500メートル)、第2戦(芝1200メートル)、第3戦(芝1500メートル)の着順によるポイントで競うシリーズで、藤田騎手はそれぞれ4、11、7着で総合9位だった。
藤田騎手はレース後、「勝てなかったのは残念だけど、楽しんで乗ろうと思っていましたので、いい経験ができました。この経験を日本で生かせるようにしたいと思います」とコメントした。
藤田騎手は20年3月にも同レースに招待されていたが、2月の小倉競馬での落馬による左鎖骨骨折で断念。スペインで騎乗するのは初めてだった。海外遠征は21年2月のサウジアラビアでの国際騎手招待競走以来、7回目。19年にはスウェーデンのブローパーク競馬場で行われた女性騎手招待競走「ウィメンジョッキーズワールドカップ」で優勝している。