【東京11R・アルゼンチン共和国杯】◎ゼッフィーロから入る。デビューから一度も馬券圏外がないまま今年3月にオープン入りしたディープインパクト産駒。重賞初挑戦となった2走前の目黒記念で初めて馬券圏外の4着に終わったが、勝ち馬からは0秒2差だけ。前走のオールカマーは直線で周囲を囲まれてスムーズさを欠く場面がありながら、0秒2差の3着。重賞で通用する能力は十分に示している。
1週前は栗東・CWコースで速めの時計を出して負荷をかけ、今週の坂路でも、使った上積みを感じさせる素軽い動きを披露した。状態面は申し分なく、鞍上は3日にJBCクラシックを制し、4日も一日6勝を挙げたモレイラ。重賞初制覇への条件はそろっている。
ヒートオンビートは昨年の3着馬で、今年は同じ舞台の目黒記念で初タイトルを手にした。コース適性は最上位。あとは初めて背負う斤量59キロさえ克服できれば。マイネルウィルトスは今夏、1年ぶりの復帰後〈4〉〈10〉〈6〉着だが、すべて0秒5差以内と大きく負けていない。2戦2着2回と好相性の舞台に替われば、ひと押しが利くはずだ。