【東京6R・2歳新馬】良血アルセナールが名手もうなる末脚で初陣V ルメール騎手「最後は驚きました」

デビューVを決めたアルセナール(右、カメラ・荒牧 徹)
デビューVを決めたアルセナール(右、カメラ・荒牧 徹)

 11月11日の東京6R・2歳新馬(芝1600メートル、14頭立て)は、単勝1・5倍の断然1番人気に支持されたアルセナール(牝、美浦・木村哲也厩舎、父エピファネイア)がゴール前で差し切ってデビュー戦を勝利で飾った。勝ち時計は1分36秒1(良)。

 道中は外の7番手。直線に入ってもなかなかギアが上がらなかったが、残り200メートル過ぎで一気にエンジンが点火。上がり3ハロン34秒2の末脚で、先に抜け出して押し切るかと思わせたモリノレッドスターを差し切り、1馬身差をつけてゴール。半姉にチューリップ賞、富士S勝ちがあるナミュール、アルテミスSの覇者ラヴェルがいる良血馬が好スタートを切った。

 クリストフ・ルメール騎手は「外の馬を気にしながら走っていて、進みが悪かったですね。エピファネイア産駒にしては大人しいです。2戦目になれば、らしさが出てくると思います。エンジンがかかるのが遅くて届かないと思いましたが、最後は驚きました」と、名手もうなる末脚で初戦を突破した。

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