◆第40回マイルCS・G1(11月19日、京都・芝1600メートル、良)
自身のJRA記録に並ぶG1・4連勝はならなかった。ルメールは1番人気シュネルマイスターでの参戦。相棒はスタートが切られる直前、大きく立ち上がった。タイミング良くは出たものの、ゲートを左に向けて出た隣のソーヴァリアントと接触する不運もあり、4コーナーまで最後尾。勝ち馬に次ぐ上がり33秒4の脚で追い上げたが、7着が精いっぱいだった。
「ハミを取ったので、最後はいい脚を使えると思ったが、4コーナーで滑って、また手応えが悪くなった。ラスト150メートルだけは来ているけど…」。3年連続でマイルCSに挑んだシュネルマイスターは過去2年の2、5着を下回る完敗。ルメールは「ポイントはゲート。2回も立ち上がったから。だんだん悪くなっている」と、今後にも課題を残す敗戦に肩を落とした。(山下 優)