◆第43回ジャパンカップ・G1(11月26日、東京競馬場・芝2400メートル)
G1を5連勝しているイクイノックスは前走の天皇賞・秋を驚異的なレコードで制し、まさに非の打ち所がないパーフェクトホースだ。だが、ジャパンカップはここ10年で牝馬も4勝している。ならば54キロと斤量面で非常に有利な3歳牝馬、リバティアイランドに期待したい。
秋華賞で見事に牝馬3冠を達成した。反動が気になったが、放牧から戻ってきてからの様子を見ても、馬体の張りは落ちていないし、動きもスムーズですでに疲れはないとみていい。16日の1週前追い切りでは栗東・CWコースで6ハロン86秒8―12秒0。直線に向くとスッと自然と加速して、春よりも操縦性が良くなっていることを感じた。
12年のジャパンカップは当時最強と言われたオルフェーヴルに、3冠牝馬ジェンティルドンナが競り勝った。今年はあのときと状況が似ている気もする。いままで一番強かったのが今年のオークスで、同じ舞台ならばイクイノックスに勝つ可能性も十分あると思う。今のところ、頭固定で勝負するつもりだ。