◆第146回中山大障害・JG1(12月23日、中山・芝4100メートル、良)
暮れの中山の名物ジャンプレースは12頭立てで争われ、1番人気のマイネルグロン(牡5歳、美浦・青木孝文厩舎、父ゴールドシップ)が石神深一騎手を背に、次々に飛越をクリアし、勝負どころから進出すると、最後の直線では後続を突き放し、今年3月の障害オープン初勝利、4月の障害オープン、前走の東京ハイジャンプ・JG2に続く4連勝で障害界の頂点に立った。オジュウチョウサンとのコンビが有名な石神騎手はJG1・11勝目。勝ち時計は、4分37秒9。
10馬身離れた2着は3番人気で昨年の覇者ニシノデイジー(五十嵐祐介騎手)、さらに6馬身差の3着は4番人気のエコロデュエル(草野太郎騎手)だった。
大江原圭騎手(ビレッジイーグル=4着)「跳びはすごく良かった。いい感じでハミを取って、フワフワせず走れました。最後までしっかり走れていたし、力を出し切ったと思います。まだまだ力をつけて良くなりますよ」
西谷誠騎手(ジューンベロシティ=5着)「状態も良く、ポジションも取れた。勝ち馬が動いてきたところで、前が速いかなと思って一呼吸置いたけど、結果的にいくべきだったかな。赤レンガで脚をぶつけて、シビレもあった。春の内容よりは全然いいけど…」
高田潤騎手(ダイシンクローバー=6着)「馬の状態はすごく良くて自信をもって乗ったが、いいポジションを取られてしまった。もう少しコースロスなくいきたかったが、ちょっと赤レンガのところでおかれて前と離れてしまった」
小牧加矢太騎手(ネビーイーム=8着)「63キロを背負っていたし、周りの馬がスルスル上がっていくところで反応が鈍かった。これから良くなると思います」
上野翔騎手(ギガバッケン=9着)「中山の成績は良くなかったけど、大障害のコースはクリアしてくれました。道中もう少しスムーズなら、もっと頑張れたと思います」
江田勇亮騎手(ヤップヤップヤップ=10着)「跳び自体は問題なかったが、周りも脚があって差が詰まらなかった。この経験を生かしてくれれば」
蓑島靖典騎手(ハーツシンフォニー=11着)「本場の経験が少なかったので、これがいい経験になってくれると思う」
小野寺祐太騎手(マイネルヴァッサー=12着)「前が速くて止まりませんでした。この馬の力は出し切ってくれました」