第85回菊花賞・G1が20日、京都競馬場の芝3000メートルで行われる。
今年の日本ダービーを完勝したダノンデサイル(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)は菊花賞に直行するローテーションを選択した。これは当初の予定通りで、帰厩してからの豪快な動きを見ても態勢は整っている。だが、休み明けだけに他の馬にもチャンスはありそう。
その筆頭となるのがヘデントール(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父ルーラーシップ)。前走で3勝クラスの日本海Sを勝った。加速ラップを楽に抜け出し、底知れない強さを感じた。昨年の菊花賞馬ドゥレッツァと同じ臨戦過程というのも心強い。
皐月賞の2着馬コスモキュランダ(牡3歳、美浦・加藤士津八厩舎、父アルアイン)はセントライト記念で2着だが、自在に立ち回れる器用さは淀の3000メートルでは武器になる。神戸新聞杯(3着)で折り合いに進境を示したショウナンラプンタ(牡3歳、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)も警戒しておきたい1頭だ。