【京都12R・京阪杯】京都競馬もロングラン開催の8週目。馬場の内めは荒れているが、今週からCコースでおおむね良好な状態。内回りでもあり、やはり枠順は重要なファクターとなる。3番枠を引き当てた◎ビッグシーザーは、今回と同じ舞台のオパールSを首差で勝利。3番手で流れに乗り、直線できっちりと抜け出してきた。トップハンデの58キロを背負っていたことを考えると、着差以上に強い競馬だったと感じた。
今夏の北海道での3戦がやや物足りなかったが、馬格の割に軽い芝を好むタイプで、力の要る洋芝は合わなかった。1週前の追い切りでは栗東・坂路で50秒6の好タイム。最終追い切りも手先のスナップが利いた走りで、素軽さ満点だった。初の重賞タイトルに向けて、仕上がりは申し分ない。
相手は7歳でも衰えを感じないウインカーネリアン。前走は外回りで差し決着の苦しい展開だった。6着とはいえ0秒3差なら評価を下げる必要はない。最内枠から行き切れば怖い存在に。先行争いが激化するようなら、決め手があるエイシンスポッターが浮上してくる。