渡辺竜也騎手(24)=笠松・笹野博司厩舎=は12月13日の、笠松4R・2歳2組(ダート1400メートル)で騎乗したコスモグリッター(牡、笠松・笹野博司厩舎、父ウインブライト)で1着になり、地方通算1000勝を達成した。2017年4月3日に笠松でデビューし、地方通算5234戦目。
12月12日時点で笠松では225勝を挙げており、同地区では2位の岡部誠騎手(85勝、名古屋所属)に140勝差をつけてリーディングを独走中。地方の他地区を含めた全国リーディングは238勝で6位。勝率はベスト100で唯一の30%超えの36・3%。連対率もただ一人、50%超えの56・8%と驚異的な数字を残している。
11月6日には京都10R・近江特別で騎乗したメイプルタピットで、JRA初勝利も挙げたばかり。笠松では「アンカツ」の愛称で知られる安藤勝己騎手(2013年に引退)が地方所属時に3299勝を挙げ、地方所属騎手として2003年に初めてJRA移籍し、大活躍した。
当時の笠松競馬は1988、90年の有馬記念などJRA・G1を4勝した「芦毛の怪物」オグリキャップなどを輩出。競馬ファンには「名馬・名手の里」として知られている。