◆第10回ターコイズS・G3(12月14日、中山・芝1600メートル、良)
牝馬限定のマイル重賞は3歳以上の16頭によって争われ、西村淳也騎手が騎乗した2番人気のアルジーヌ(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎、父ロードカナロア)が前走のカシオペアSからの連勝で重賞初Vを決めた。ドゥアイズと並ぶトップハンデ55・5キロを克服。トップハンデ馬の勝利は18年ミスパンテール(56キロ)以来、6年ぶり2度目となった。勝ちタイムは1分33秒2。
2着は6番人気のビヨンドザヴァレー(菱田裕二騎手)、3着は3番人気のドゥアイズ(クリスチャン・デムーロ騎手)だった。
クリスチャン・デムーロ騎手(ドゥアイズ=3着)「スタートが決まって、前半は(ハミを)かみかけましたが、その後はすぐにリラックスできた。コーナーで逆手前になって膨れてしまい、最後はそのロスがあったぶん、じわじわとなりました」
丹内祐次騎手(モズゴールドバレル=4着)「よく頑張っていました。やはり能力はあります。これをきっかけに調子を上げてくれれば」
横山武史騎手(アドマイヤベル=5着)「返し馬から以前より落ち着きがあって、成長を感じました。マイルもいいと思っていました。結果は残念でしたけど、この先も楽しみになる内容でした」
戸崎圭太騎手(イフェイオン=6着)「いいリズムで運べて、最後まで頑張ってくれましたが、切れ負けしてしまいました」
斎藤新騎手(シングザットソング=9着)「外枠に泣かされました。上手なレースをしてくれて、馬は頑張ってくれました」
北村友一騎手(ワイドラトゥール=10着)「落ち着きが出て、馬が大人になった感じでした。リズム良く走れたが、伸び切れませんでした」
木幡巧也騎手(ミシシッピテソーロ=11着)「(最近は)前に行っていましたが、今回は控えてみようと思いました。3、4角で仕掛けた時にスッといったが、他の馬と脚いろが一緒になってしまいました」
松岡正海騎手(セントカメリア=12着)「1600(メートル)の適性はありますが、2000の競馬を覚えてきているので、1600の流れは忙しかった。そのぶんだけでした」
永島まなみ騎手(ペイシャフラワー=13着)「できれば逃げる形がよかったですが、ゲートの中でソワソワしてしまいました。持ち味を生かすには逃げた方がよかったと思います」
丸田恭介騎手(キタウイング=14着)「スタートを出てくれて、この馬としては頑張っていた。最後は離されてしまいました」
三浦皇成騎手(コナコースト=15着)「枠がきつかったです。外枠でかわいそうな競馬になってしまいました」