
こんにちは、山本です。本日は本当に珍しく、競馬開催日というのに、西宮の自宅からのパッチパチ(体調を崩したなどではありません)。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、本日は2月1日。プロ野球のキャンプインです。プロ野球担当だったのは2002年までですから、この日から1年が始まるような感覚に襲われていたのは、もう22年以上も前。ワクワクという感じでもなかったですけどね、個人的には。
キャンプといえば沖縄が中心なんですが、その頃は競馬をやるには本当に不便な場所だった。今みたいに電話投票もネットも当たり前ではなく、レースも普通に見れなかった。スポーツ紙は競馬面が入っていない、薄ーい紙面構成(値段も安かったです)で当然、テレビ中継なんてない。馬券の購入も電話投票を持っている貴重な記者に重賞をお願いする程度だったかな。それが昨年、久々の沖縄では自分の携帯から馬券を買えて、平場のレースまで見れて、テレビもBSで午後のレースをほぼ見れる。環境が随分と整っていましたねぇ。
そうそう、一つ思い出したけど、中日の秋季キャンプ取材の時。球団関係者が競馬中継のラジオを聞いていたんですよ。で、その人が「あっ、武豊が落馬した!」と驚いている。その直後に選手たちが目の前を通過。またまた冗談を、と思いながら取材に向かったのですが、取材から帰ったホテルのテレビで、あの言葉が事実だったと知る。そう、菊花賞のノーリーズンだったんです。あれは一番印象に残っているなぁ。後になって、驚いたの何のって…。
ということで、懐かし話はこれぐらいにして、そろそろ本題へ。明日の競馬を見ていきましょう。
東京9Rはセントポーリア賞が行われます。当初、ここには池江厩舎のメディテラニアン(牡、父サートゥルナーリア)が出走予定でしたが、来週のゆりかもめ賞にスライドするとのこと。残念ですが、来週改めてですね。ここには関西から須貝厩舎のキングメーカー(牡、父スワーヴリチャード)が出走します。新馬を勝った頃から「クラシックに間に合えば」と須貝調教師から聞いていた馬ですし、前走でもモノ見しながらの完勝だったとのこと。ここもポンとスムーズに突破してほしいものです。
続いては京都5R。矢作厩舎のアクチノータス(牝、父サトノダイヤモンド、母ラヴズオンリーミー)が登場します。振り返れば昨春のPOG取材会。矢作調教師は「普通にいいんだよ」という前置きのもとで「評判は非常にいいけど、この血統は牝馬をよく見せない」と冷静にジャッジしていました。で、デビューも遅め。果たしてどなのか、と思っていましたが、先週も書いたように「さすが、この血統」と口にするほどの動きを見せるようになりました。
この血統、つまりはラヴズオンリーミーから始まる血統について、ちょっと調べてみました。とにかく、このお母さんがすごすぎて、今まで出した子供11頭中、実に9頭がJRAで勝ち上がり。その9頭で計30勝を挙げています。さらにリアルスティール、ラヴズオンリーユーの2頭で海外G1を4勝もしている。もう一つ、リアルスティールの姉にあたる初子のラッドルチェンドは未勝利だったんですが、その子供から重賞勝ち馬のテルツェットが出ている。つまり、孫の代からも重賞勝ち馬が出ているんですよ。この血統、牝馬も結構多いですから、これからもっと枝葉が広がると思います。とにかく、今はアクチノータス。除外もあり、しっかりと乗り込んでもいますし、態勢が十分に整っての初陣だと思います。
さて、来週はきさらぎ賞とエルフィンSが行われます。恐らく、人気を集めそうな2頭を送り出すのが友道厩舎。まずはきさらぎ賞のショウヘイ(牡、父サートゥルナーリア)です。こちらは新馬こそ目標にされたこともあり、2着に敗れましたが、その後の2戦目を楽な手応えのままで完勝。まだ、底を見せていない印象があります。「前進気勢が強くて、口向きのキツい面もあるけど、ジョッキーがうまく乗ってくれていると思うし、走らせるといい走り。1週前追い切りもよかった」と友道調教師。重賞での走りを見てみたい1頭です。ここは朝日杯FSで3着だった奥村豊厩舎のランスオブカオス(牡、父シルバーステート)の参戦も決まり、メンバーがグッと引き締まった印象です。今年は現時点で共同通信杯より面白いじゃないかな。
一方、エルフィンSはカムニャック(牝、父ブラックタイド)。こちらは新馬を快勝した後、アルテミスSは状態も戻り切らずに6着でした。この中間も注目は状態面。友道師は「前走時よりはいいよ」と口にしますが、「ただ、新馬の頃と比べるとねぇ」と1週前追い切りを行う前の段階でしたが、まだ物足りなさを感じている様子。だからこそ、2週前追い切りから川田Jにも乗ってもらっているんだと思います。ポテンシャルはかなりのものだと思いますし、どこまで本来の姿を取り戻せるか、が大きなカギとなりそうです。
では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。
京都10R・6インザモーメント(前走は距離が短かったうえ、道悪も響いた。能力はオープン級。ここはきっちり)
続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。
京都1R・11ハギノコラソン(出遅れ、外を回した前走は厳しかった。スムーズに流れに乗れば)
京都6R・11リーティアコナル(「こんなに走らない馬じゃない」と友道調教師。他馬を気にする面があり、少頭数&外枠は魅力)
小倉10R・10メイショウミリオレ(前走は厳しい位置取り。雨の影響ありそうな馬場も魅力で突き抜ける)
今日はここまで、また来週です。ではでは